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車を買ったらまず保険
道路交通法違反で免許停止にならないために
自動車損害賠償責任保険は、自動車損害賠償保障法という法律で加入が義務付けられている強制保険です。
ちなみに、自賠責保険という呼び名が一般的です。
原動機付自転車を含むすべての自動車は、この自賠責保険に加入しなければ、運転してはいけないことになっています。
自賠責保険に入らずに運転すると、その運転手は1年以内の懲役、または50万円以下の罰金が課せられてしまいます。
しかも、道路交通法違反も問われて違反点数が6点付き、これまで前歴がない人であっても、
ただちに免許停止処分となります。
たかが保険とあなどっていては、大変な状況に陥ることになります。
特に、250cc以下のバイクや原動機付き自転車には車検制度がないので、自賠責保険の更新を忘れてしまいやすいです。
自賠責保険の期限を確認するには、ナンバープレートの左上部などに貼り付けてあるステッカーを見れば、
満期の年と月がすぐに分かります。
家族で運転するなら一番若い人の年齢で設定するのが有効
年齢条件を設定するときは、その自動車を誰が運転する可能性があるのかをよく検討することが大切です。
1台の自動車を家族でシェアして運転する場合は、免許を持つ家族の中で、
一番若い人の年齢に合わせて保険に入るのが効果的です。
最も若い運転手が21歳、26歳、30歳、35歳の誕生日を迎えたら、その時点で年齢条件の変更を行うことができます。
スケジュール帳やカレンダーなどに控えておくと安心です。
また、18才の子供が免許を取って同じ自動車を運転するようになったときも、年齢条件の変更が必要です。
しかし、加入している自動車保険に子供特約がある場合は、年齢条件を変更せずに、
この特約を付加したほうが保険料の値上がりを抑えることができます。
子供特約は、年齢条件を変更しなくても、記名被保険者の子供が起こした自動車事故を補償するものです。
子供の年齢によって保険料に差がでますが、年齢条件そのものを変えるよりはお得です。
ダイレクト保険の魅力
ダイレクト保険は、通信販売または直接販売によって、保険会社とユーザーがダイレクトに契約する自動車保険です。
基本的に代理店を介さない仕組みになっているので、コールセンターやインターネットを通じて申し込むことになります。
主に、他業界からの新規参入組損保などで取り扱われています。
ダイレクト保険が安い理由は、一つは、代理店を通さずにユーザーと直接契約するため、
代理店手数料や営業費用などの事業コストが少なくてすむからです。
ダイレクト販売することで、付加保険料を低く設定できるのです。
もう一つは、リスク細分型自動車保険を採用することによって、ゴールド免許などの優良ドライバーや損害率の低い車種の保険料を安く設定しているからです。
リスク細分型とは、住んでいる地域、年齢、性別、自動車の使用目的、免許証の色、年間走行距離、車種などの運転環境に応じた保険料を設定している自動車保険のことです。