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夜の運転は歩行者と自転車に注意!
夜の運転の問題点
夜間の運転は免許を持っている人、自動車を持っている人なら大抵は経験しているでしょうが、
その問題点についてしっかりと理解しているという人は多くないのではないでしょうか。
というのも、夜の運転は私たちが思っている以上に多くの危険が潜んでいるものなのです。
例えば視界が暗いことで見落としがちになる歩行者や自転車です。
これはできるだけ早い時間帯からヘッドライトを付ける様にすることで幾分改善されますが、
街灯の少ない場所であった場合、うまく見つけられないことも多いのです。
さらに夜間の大通り、車通りが少ないためか道路信号を無視して横断するという歩行者や自転車も少なからず存在します。
ここまで来れば運転手側が事前に危険を回避するというのもなかなか難しくなってくるのです。
ですが、だからといってそのまま事故になってしまうと双方にとって不利益が生じます。
では、そんな時は一体どうすればいいのでしょうか。
夜間の運転の仕方
夜間の運転には幾つかの注意点があります。
もちろん、これは歩行者や自転車を守り事故を未然に防ぐためなのですが、
何よりもまず自分自身の身を守るためでもあります。
まず、一番に気を付けておきたいのが夜間運転時のスピードです。
免許取得や免許更新の際の講習で大抵の人は知っているでしょうが、夜は昼間以上に視界が悪くなっているので、
下手にスピードを出せば歩行者や自転車、前方を走る車を見落とす一因となってしまうのです。
さらに、一時停止や左右確認といった基本的な交通ルールを徹底することも忘れてはいけません。
車通りが少ないからといって油断していては、思いがけないトラブルに巻き込まれてしまいます。
免許取得から数年が経ち、運転に慣れてきた頃が一番油断しやすい時期とも言われているので、
当てはまる人は特に注意しておくことをおすすめします。
そして、運転前に、これは免許の色関係なく覚えておいて欲しいのですが、雨や雪が降っている時、霧がかかっている時など天候の状態も、先に述べた視界が悪くなるという理由から十分に加味しておくことをおすすめします。
自転車や歩行者自身の意識問題
夜間の交通ルールに関して、これは自動車を運転する側だけでなく、
歩行者や自転車に乗る人の意識も改善していかなければいけません。
自動車の免許を持たない人は特に、歩行者や自転車がどれだけ危ない行動をとっているのか全く理解していません。
ただでさえ視界がくらいというのに闇に同化するような暗い色の服を来ていたり、運転手には見えているだろうと道路を我が物顔で歩いたりと、中にはとても危険な行動をとっている人もいるのです。
もちろん、全ての歩行者や自転車がそうというわけではありませんが、
それでも夜間の外出の際にはそれなりに気を遣う必要があります。
例えば服や自転車に蛍光色の目印を付けたり、できるだけ街灯の多い道を通るようにするなど、
運転手側のだけでなく歩行者や自転車側もしっかりと危険回避に努めることが大切なのです。
これだけの行動で夜間の事故が起こる頻度も格段に少なくなるでしょうし、
何よりも自分の身をしっかりと守ることができます。