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どっちが優先?坂道の登りと下り

習うより慣れよ

春先になると、新たな職場や学校に行き始める人が車の運転免許証を取得して、
慣れない土地で、運転を始める時期であります。

それが免許取りたてともなると、新たな職場や学校以外でも非常に気を使う時期でもあります。

それぞれの環境に適応していくために精神的にも肉体的にも、疲労がたまっていっているので、
注意が必要になってきます。

教習所の中ではなく、一般道を繰り返し走っていると、教習所で習ったことがすべてではない、
ということに気がつき始めます。

高速道路では習った車間距離を保って走っていれば、どんどん抜かされていきますし、車線変更も行っています。

40km制限の道では正確に40kmを維持して走っている車はほぼ見かけませんし、
その場その場に応じた運転をしていることがわかります。

教習所で習っていることはあくまでも基本ルールであり、安全を守るための鉄則のようなもので、
後は現実にあわせ、慣れていくしかないのです。

失敗してもそれが経験

免許を取ったばかりで、車を乗り始めのころはいろいろな失敗をしてしまうものです。

初歩的なものとしては、座席調整をしようと思いレバーを引っ張ったらガソリンタンクの給油口をあけてしまったり、ウィンカーを出そうと操作をしたつもりがワイパーが動き出す、といったことは多くの人が経験してきた失敗です。

そういう私もなんだか暗くてみにくいな、と思ったら、ヘッドライトをつけずに走っていましたし、なんだかすすみにくいなあ、と思いながらサイドブレーキをひいたまま、数キロメートル走っていたことがあります。

それでも何とか二十数年、車生活を続けてこれていますので、何事も経験なのです。

小さな失敗は上手になるための勲章です。

運転免許証は車を乗りこなせる資格ではなく、あくまでも、公道で走ることの権利を与えられた状態だと思って望めば、
取り返しのつかないような大きな失敗をすることはないといってよいでしょう。

譲り合いの気持ちが大切です

運転免許を取ったときには、大きな道を優先的に走りたくなるものです。

細い道でのすれ違いなどは、最初のうちはストレスでしかないので仕方がありません。

それでも、初心者とわかれば、気を使ってくれる運転者も多いものです。

誰しもが免許を取りたてのころはそうだったので、その気持ちがわかるのです。

ただ教習所で習った基本的なことだけはしっかり実践しましょう。

例えば、坂道の登り下り、どっちが優先?とか、右折と左折はどっちが優先?といった決まりについてです。

答えは坂道では登りを優先とし、左折を優先とする、となるわけですが、いくら初心者とはいえ、
これを間違うとトラブルや事故につながる可能性がありますので、注意しましょう。

もちろん、これらの状況についても、その場の状況によって変わる場合もありますが、そこは社会とはそういうものですので、カッカせずに常に冷静に対処し、譲り合って安全運転を心がけましょう。

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