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教習ってどんな風に進めるの?
教習ってどんな風に進めるの? 第二段階終わりまでの流れについて
免許を取るための教習は、車を動かす技能を身につけるための「技能教習」と、
法規・法令などの知識を学ぶ「学科教習」に分かれています。
どちらも2つの段階に分かれています。
第一段階の技能教習は、自動車学校の校内のコースで行われます。
第一段階では、技能教習では「みきわめ」で成果を確認し、学科講習では「効果測定」で50問のテストを行います。
90点以上が合格です。
この両方に合格すれば、修了検定・仮免学科試験に進めます。
修了検定は、コース内で技能実技テスト・仮免学科試験は、50問の筆記試験です。
技能は70点以上、学科は90点以上で合格です。
不合格の場合は、1時限の補習後、再度受験します。
第二段階の機能教習は、実際に路上に出て運転練習をします、高速教習も行います。
学科教習では、応急救護なども学びます。
第二段階でも、「みきわめ」の技能教習と「効果測定」で95問の学科テストを行います、90%以上正解で合格です。
2つともに合格すれば卒業検定に進めます。
教習ってどんな風にすすめるの? 卒業検定から免許取得までの流れについて
第二段階のみきわめ・効果測定の2つを合格して、いよいよ卒業検定に進みます。
今まで技能学習で学んだことの実技テストです、実際の路上で行います。
技能は、70点以上で合格です。
卒業検定で不合格となった場合は、第一段階の修了検定で不合格になった場合と同じく、
1時限の補習後、再度受験できます。
卒業検定に合格したら、住所地の運転免許センターに受験しに行きます。
視力・聴力などの適正検査と95問のテストがあります、学科は、90点以上で合格です。
ここで合格できれば、免許交付となります。
それでは、今までの流れのまとめをします。
自動車学校に入校すると、第一段階で校内コースの12時限(AT)の技能教習と10時限の学科教習を受けます。
みきわめ・効果測定に合格すると、修了検定・仮免許学科試験を受け、仮免許が交付されます。
次に第二段階に進み、路上での19時限の技能教習と16時限の学科教習を受け、みきわめ・効果測定に合格すると、
卒業検定を受けれます。
それに合格すると、運転免許センターで適正検査と学科試験を受け、合格すると免許交付となります。
技能教習で習う縦列駐車やクランクって何
「縦列駐車」とは、一列に並んで駐車してある他の車両と車両の間に、さらに車両を駐車する方法のことです。
自動車は、縁石と平行に一列となり、車同士で前バンパーと後バンパーが向き合う形となります。
縦列駐車を行うには、まず停めたい位置を少し通り過ぎてから、バックで停める位置に入れていくことになります。
うまく入らなかった場合、「切り返し」で調整することになります。
また「クランク」とは、直角の狭いカーブが2つ交互に繋がっている道路形状のことです。
クランクは、教習生が苦労する項目で、技能検定や修了検定で必ず検査される課題の一つです。
車両感覚を捉えたり、視野を上手にとったりしながら、適切な進路と速度を選んで通行できるようにするのが
目的の教習です。
クランクでは、「脱輪」したり、脱輪しそうな時には「切り返し」をする必要があります。
教習では、前輪(外側)が通れない場合と後輪(内側)が通れない場合のハンドルさばきを学習します。