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普通二種免許の教習内容って?

「普通二種免許の教習内容って?」という方必見! みなさんから寄せられた疑問を徹底レクチャーします。

自動車免許はどっちを取る?

質問 「タクシーやハイヤーの運転って、二種免許が必要なんだよね。二種免許って、かなり試験が厳しくてなかなか取れないって聞いたけど本当? 教習所ではどういう練習をしてるの?」

回答 「二種免許は、“運転のプロ”として旅客車両の営業を行うことのできる免許です。その分、免許取得には高い運転技術が求められます。厳しい基準をクリアするために教習所ではどんな教習を受けるのか、ここで詳しく紹介します。指導員からのアドバイスも参考にしてくださいね! 二種免許は「プロとして仕事ができるほど、運転技術が高い」と認められたしるし。就職などの際、立派な資格として優遇されることもありますよ! 試験は厳しいですが、がんばりましょう。」

目次

技能教習・まずは基本的な操作から(第一段階)

「二種といっても基本的なクルマの構造は変わらないんだから、普通免許を持っていれば今さら教習を受けることもないんじゃない?」
と思っていたら大間違いかも?

実は、二種免許の教習を受ける人にありがちな落とし穴があります。
今まで運転をしてきていた(一種・もしくは他の免許を持っている)ため、すでに自己流のクセがついてしまっていることです!

二種免許では心機一転!
「運転の基本ってこうだったんだ」という新たな気持ちで、教習を受けてくださいね。

第一段階・教習項目
  1. 車の乗り降りと運転姿勢
  2. 運転装置の取扱いと日常点検整備等
  3. 基本的な運転操作
  4. 時機を捉えた発進と加速、目標に合わせた停止
  5. カーブや曲がり角の通行
  6. 坂道の通行
  7. 後退
  8. 狭路の通行
  9. 鋭角コースの通過
  10. 縦列駐車・方向転換
  11. 通行位置の選択と進路変更、障害物への対応
  12. 信号、標識・標示等に従った走行
  13. 交差点の通行(直進・左折・右折)、見通しの悪い交差点の通行
  14. 踏切りの通過
  15. 転回
  16. 旅客輸送を想定した走行
  17. 急ブレーキ
  18. 教習効果の確認(みきわめ)

普通車と同じ? または、どこが違う?
実際に教習を受けてみなければわからない、一種と二種の小さなようで大きな違い。
教習生がつまづきやすい教習項目について、アドバイスがありますよ!

その1 【進路変更】

走行中、「手を挙げている人に気づいたら路肩に寄せて停車」「お客さんから急にそこでいいよ!といわれた」…なんて、スムーズに停車したくても周囲のクルマがビュンビュン走ってる!…モタモタしていたらかえって迷惑になるし、何かコツはある?

現役・指導員からのワンポイントアドバイス

進路変更する際には、合図を出した後周囲の人に気づいてもらえるだけ待つことがルールです。

特に普通二種免許を取得される方は、合図を出した後すぐ進路変更されることが多いようですね。
今までの運転を通じて、悪い習慣が身についてしまっています。
3秒間の感覚を体得して、進路変更する都度、意識して直していく必要がありますね。

さて、普通免許だったら第一段階を修了した人は修了検定を受けることになりますね。
ですが、二種免許はすでに普通一種免許・もしくは他の免許を持っていることが前提なので、第二段階の路上教習へ進むための“仮免許の発行”の必要がありません。

そのため修了検定を受ける必要がないんです。
それではこのまま、第二段階へGO!

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技能教習・応用走行でバッチリ!(第二段階)

場内コースとは違って、路上には街路樹や自転車、駐停車しているクルマ…などなど、障害物(?)がいっぱいです。
タクシーやハイヤーを実際に運転していると想定しつつ、周囲の安全に気を配りながら教習を進めていきましょう!

第二段階・応用走行
  1. 交通の流れに合わせた運転、適切な通行位置、進路変更
  2. 信号、標識・標示等に従った運転
  3. 交差点の通行(直進・左折・右折)、見通しの悪い交差点の通行
  4. 歩行者等の保護
  5. 道路及び交通の状況に合わせた運転
  6. 転回
  7. 旅客を想定した運転
  8. 経路の設定
  9. 先急ぎの危険を理解した運転
  10. 危険を予測した運転
  11. 夜間の運転
  12. 悪条件下での運転
  13. 特別項目
  14. 教習効果の確認(みきわめ)

実際に営業することになった時、「おつりを渡してたら、後続車につっこまれちゃった!」

なんて事故があったら大変。
路上教習では実際にお客さんを乗せているつもりで、周囲の状況にも気配り・目配りした運転を心がけてくださいね。

その2 【停車】

タクシーやハイヤーの運転では、どうしてもお客さんと話をしたりする機会が多く、注意力が散漫になりがち。話してる途中にいきなり「そこで停めて」って言われたりしたら対応できる自信がないんだけど…。

現役・指導員からのワンポイントアドバイス

普通二種の運転では、お客様の乗降のため停車する機会が多くあります。

お客様からの急な依頼等の際にでも、違反場所に停車しないよう気をつけなければなりません。
正しいルールを理解して、しっかり実践できるようにしてくださいね。

地域の交通事情や一方通行の道路、または駐停車禁止のエリアなど、前もって知っていればスムーズにいくことも多いですよね。

二種免許は一種に比べて“より高度な技術”が求められますが、実際の運転は、技術だけでなくさらに接客業の厳しさを体験することも。
「二種免許を取得すること」を最終目的にするのではなく、ご自分のこれからの人生に活用できるものとして、教習と経験を積んでいってくださいね!

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学科教習について

「学科教習なんか普通免許のときに受けてるから、当然、免除だよね!」
と思っている方はいませんか?

学科教習は、取得する免許が“一種”か“二種”かで内容が異なります。
今までに何らかの二種免許を取得している方以外は、今回の学科教習を受ける必要があります。

学科も、新たな気持ちを持って学習していってくださいね!

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